A.目的に合わせて定義を変えましょう。

例えば、順張りの売買システムを構築する際に、価格変動の傾向を分析したいとします。

この時、価格変動を
(5日後の終値−今日の終値)÷今日の終値 
と定義付けてしまうと、5日間の情報が飛んでしまいます。
これにより、このデータを用いた検証では、5日間はロスカットができない売買システムしか構築できません。逆に、逆張りの売買システムの場合や、5日間ロスカットをせずに耐えられるリスク量で取引を行う場合は、十分かも知れません。 

順張りの売買システムを構築する際には、分析時に、「いついつまでに決済を行う」という仮定を設けたデータで行うべきではありません。必ず、トレンドの変換までポジションを持つ、という前提でデータを用意し検証する必要となります。