株・FX初心者向け手法まとめブログ

株やFXの手法についてまとめていきます。

相場一般

Q.CFTC建玉明細は相場の予測に有効ですか?

A.有効です。

分析の際には、投機玉などのネットデータを用意し、必ず正規化( (最新データ-直近の平均値)÷直近の標準偏差で、計算するなど)してから分析しましょう。

このデータを元に、
投機家が買っている/相場は上げている
投機家が売っている/相場は上げている
投機家が買っている/相場は下げている
投機家が売っている/相場は下げている
とう局面を分割し、これらの条件下で将来の価格がどのように変動しているか観察してみましょう。

なお、このCFTC建て玉明細は公表は週に一回なので、短期トレードの戦略の構築には役立たないと思います。ポジション保有期間が1か月~になる売買システムには非常に役立つデータになるでしょう。

CFTC建て玉明細について、詳しく書かれている文献には以下などがあります。
 

ラリー・ウィリアムズの「インサイダー情報」で儲ける方法

DVD 高頻度トレーディング時代に打ち勝つ短期売買戦略 

Q.ボラティリティを予測できるとどんな良いことがあるのですか?

A.ボラティリティに応じたリスク量の調整が可能になります。

例えば、225先物miniのトレンドフォローの売買システムを運用していたとしましょう。
将来のボラティリティの拡大が期待される局面では、リスクを多めにとって2枚取引し、将来のボラティリティの収縮が期待される局面では、リスクを少なめにすることで、ちゃぶつき時のロスを軽減することが可能になります。

実際に、10日ATRと25日ATRを用意し、
・10日ATR>25日ATRの時、 
・10日ATR<25日ATRの時、  
で、その後のリターンの分布を比較すると、前者のほうがリターンのテールが太くなっていることが確認できると思います。いろんな投資対象で確認してみてください。 

Q.相場の上げ下げはどのように定義付ければ良いですか?

A.目的に合わせて定義を変えましょう。

例えば、順張りの売買システムを構築する際に、価格変動の傾向を分析したいとします。

この時、価格変動を
(5日後の終値−今日の終値)÷今日の終値 
と定義付けてしまうと、5日間の情報が飛んでしまいます。
これにより、このデータを用いた検証では、5日間はロスカットができない売買システムしか構築できません。逆に、逆張りの売買システムの場合や、5日間ロスカットをせずに耐えられるリスク量で取引を行う場合は、十分かも知れません。 

順張りの売買システムを構築する際には、分析時に、「いついつまでに決済を行う」という仮定を設けたデータで行うべきではありません。必ず、トレンドの変換までポジションを持つ、という前提でデータを用意し検証する必要となります。 
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